とまあ、「最近の若者は」とさんざん言われるので、対抗してみました。
しかも、基本的に、本当に彼らがいいたい人たちに、直接向かっていないのが特徴。
コンビニにたむろしている若者や、暴走族、花火で騒いでる若者がイヤなら、彼らに言えば良い物を、「最近の若者は」と実際言われるのは、それとは全く関係ない人たち。
つまり、言っても、恐くない人たち。
新聞にグチ投稿しているひまがあったら、奥さんでも手伝ったら?
といいいたくもなる。
いやね、なるのよ、これが。本当に。
そういう人ほど、「若いから分からない」とか「人生経験がないから俺の言うことが理解できないだけだ」と主張するんですよ。
人の話を聞かないひと、多いです。
ひどいと、「まあ、今時の若者だからしょうがないよな」と、白雉扱いとされます。
馬鹿にバカにされたくないわい〜〜〜〜〜っ!!
って、夕日に向かって吠えたくなる一瞬ですよ…。
まあ、実際「脳細胞が一つのことに固執する傾向が強い」のはね、年を取るとどうしようもない「老化」なんですが、それにしたって、
「今の世の中を作ってきたのが自分たちだ」という自覚が薄すぎる。
この国家体制も、腐敗だらけの官僚も、不祥事相次ぐ警察も、キレて暴れる若者の親も、容認してきたのは、あんたらだろうが、と言いたくもなりますよ。
(ちなみに、児童文学だと、そういう編集者と出版社を、子どもが本を読まない社会を、ゆっくり積み重ねてきたのは、貴方方の世代なんですよ〜?)
…いえ、ま、全部がね、全部がそうだとはけして言いませんが、いくら何でも、という人、いません?
言いたいのは、「年取ってるのはそんなにえらいですか?」ってこと。
偉いと思った人は、若者だって、ちゃんと尊敬しますよ? あこがれますよ?
「自分で主張しなきゃ偉いヒト扱いされない」のは、純粋に、あなたが尊敬に値しないからじゃないですか?
ちなみに、おばあちゃんにもすごいひと多いです。
おばさんのツラの皮の厚さどころじゃない。見ていて怒りどころか、脱力するひといますよね…。
電車で若者が座り込んでいるのを見て、眉をひそめるくせに、何故に自分たちは電車で大声でしゃべっていても気にならないですかね?
コンビニたむろするのはいけないのに、スーパーの入り口で群れているのは良いですか。
歩くの辛いなら、カート出しっぱなしで良いですか。
いやあ、不思議ふしぎ。
年をとるほど何してもよいですか?
若者はまだ年取ってないからダメですか?
なによりもね…、
貴方達が腹を立てている人たちには、普通、若者も腹を立てます。
暴走族にむかつくのも、馬鹿が電車で暴れているのも、ちゃんと腹を立てて、はずかしいと思うんです。
思わないのは、同族だけ。
なのに、なんで、ぐちゃぐちゃ言われなきゃいけないのか。
痴漢でつかまったおっさんが四十代が多いなら、四十のヒトは痴漢世代と呼ばれても仕方ないですか。(本当は三十代が多いそうですが)
七十代のおばあちゃんが夫を殴り殺したら、ああ、恐い世代ね、といわれても平気ですか。
世代でくくらずに、個人で見ましょうよ。
たしかに、馬鹿の多い世代とか、生命や死に対する意識が希薄な世代だとか、世代による傾向があるのは仕方ないです。
それは育つ社会が、文化が違っているのだから、それぞれに偏りが出ない方がおかしい。
それより、なによりね、他人の話くらい聞きましょうよ…。
いくら「最近のバカ者」の言葉でも。
ねえ、「最近の年寄り」のみなさん。
:追記:
海月は年寄り全般に対する話をしているのじゃありません。
決してけしてありません。
そういう年寄りもいるという話。
そういう人に限って「最近の若者は」と言う傾向がありますな、と。
もちろん、海月の周りには、そうではない、「素敵に年を召された」方がいっぱいいます。
いますったら。本当に。
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